大日岳縦走 2007.10.12〜13


山  名    奥大日岳 (2605m)、 大日岳 (2501m)
参加者    栗木
行 程    12日 岩倉22:45・・・一宮木曽川IC・・・荘川IC・・・白川郷IC・・・立山IC・・・2:15立山駅 
        13日 立山駅7:00・・・7:55室堂8:00・・・8:40雷鳥平8:45・・・9:15新室堂乗越9:20・・・10:35奥大日岳10:45
             ・・・11:55大日小屋・・・12:10大日岳12:30・・・13:55大日平14:05・・・15:20称名滝登山口16:25・・・
             16:40立山駅16:50・・・立山IC・・・白川郷IC・・・荘川IC・・・一宮木曽川IC・・・20:30岩倉
 奥大日岳までは何度も行ったことがあるが、大日岳にはまだ行ったことがない。コースタイムから見ると1泊2日が必要に思えたからだ。ところが、「ひろろ」さんのホームページに先週7日に登った記録が出た。朝一番で立山駅を出発し、午後2時過ぎに称名滝登山口に下山となっている。これなら自分にも行けそうだと、早速計画した。
 出発準備をして6時10分に駅に行くとすでに3番目のケーブル。出だしから後れをとった。室堂に着いたときには全天厚い雲に覆われ暗い感じで出発。しかし、新室堂乗越に着く頃には青空が広がり、更にどんどんよくなっていく。計画段階から快晴は期待していなかったが、ことのほかよい天候に恵まれラッキーである。
 紅葉のすすみ具合は、弘法から天狗平がピークで、室堂はすでに終わっている。しかし、雷鳥平のテント場まで下りると素晴らしい紅葉が広がっていた。日が差していたらどんなにか、素晴らしいことだろうと思いながらカメラに納めた。新室堂乗越への登り途中から前方に青空が見え始め、どんどん広がっていく。奥大日に向かう頃には日も差し始め、剣が素晴らしくきれいに見る。奥大日を過ぎた頃には立山も全体に日が差し、それは素晴らしい景観を見せてくれた。室堂から大日岳まではそれほどアップダウンがあるわけではないので、紅葉のこの時期、素晴らしいパノラマが広がるおすすめコースである。
 室堂を「ひろろ」さんより20分遅れでスタートしたが、奥大日で1時間遅れ。その後も、休憩時間を切りつめても「ひろろ」さんのタイムより1時間遅れ。どんなに速い足をしているのだろう。タイムはさておき、周りの景色が素晴らしく、カメラポイントばかり探しながら歩くのでまっすぐ歩けない。時にはしゃがみ込み、時には後戻り。今回の山行で合計91枚も写真を写していた。特に、大日平から見あげる大日岳や牛ノ首までの木道沿いの真っ赤なナナカマドや真っ黄色のダケカンバの素晴らしい紅葉が印象的であった。
 登山口に下山後、称名滝を見学。立山駅に戻るバスは、1時間に1本で4時25分が最終。3時20分に下山したがバス停まで10分はかかるので3時25分のバスには間に合わない。間に合ったとしても、大日平で飲んだビールがよく利いてふらふらするので最終便まで時間をつぶすつもりで称名滝を見学。初めてではないが350メートルの落差や岸壁の迫力に圧倒された。八郎坂方面からも結構下山してくる人がいる。この時期、紅葉目当てで弥陀ヶ原方面から歩く人が多いのであろう。
 今回は、行き帰りに白川郷を経由してみた。白川郷ICから立山ICまでは100キロ圏内である上、ICから立山駅までも大変スムーズに移動でき、ぴったり3時間30分という時間がよめる。来年度、清見〜白川郷間の開通が待ち遠しい。
   紅葉も終わり、すっかり色気の無くなった室堂平 テン場はすっかり寂しくなっているが山裾はまだまだ美しい
 日が差せばまだまだ紅葉が鮮やかで美しいであろうに・・     橋を渡る頃から西の空が青空になってきた
待望の日差しが降り注いで紅葉がどんどん鮮やかに見えてきた 日当たりのよい場所のナナカマドはすでに真っ赤な実だけになっていた
  剣の山肌がくっきりとしたコントラストを見せてきた       もうすぐ立山にも日が差すであろう
      チングルマの実が逆光に輝いていた     弥陀ヶ原と薬師岳方面  富山平野方面は雲海
   すっかり快晴になり、遠くの山もきれいに見える     紅葉したチングルマの葉と白い綿毛の実
  奥大日岳山頂から見た剣岳 後ろは白馬岳方面         こんな天気のよい日に雷鳥が・・・
  立山方面は迫力満点の大パノラマが広がっている     弥陀ヶ原の台地が印象的な景観を見せる
    2500メートルピーク手前の七福園の景観         七福園の景観・・・まさに山上庭園だ
  大日小屋前にあるナナカマドも実だけになっていた            大日岳山頂からの剣岳
        大日岳山頂から見た薬師岳方面       大日平から見上げた大日岳 中央左
 大日平には真っ赤に紅葉したナナカマドの木が多い         大日平から牛ノ首に向かう木道
  谷間にガスがかかり幻想的な雰囲気になってきた    大日平はこの日一番鮮やかな紅葉を見せてくれた
 称名滝散策路途中から始まる大日岳登山道の入り口            水煙を上げる称名滝