大笠山 2007.5.28

山  名   大笠山 (1821m)
参加者   栗木
行 程    自宅19:30・・・一宮木曽川IC・・・荘川IC・・・22:40桂湖登山口
        桂湖登山口5:35 ・・・6:581.6キロ地点・・・7:472.6キロ地点・・・8:15前笈ヶ岳8:20・・・
        9:134.8キロ地点・・・9:25避難小屋9:35・・・10:25大笠山山頂10:45・・・11:25避難小屋・・・
        12:25前笈ヶ岳12:35・・・12:502.6キロ地点・・・13:171.6キロ地点13:22・・・14:10登山口14:30・・・
        道の駅上平・・・15:40くろば温泉16:40・・・五箇山IC・・・白川IC17:08・・・荘川IC・・・ひるがのSA・・・
        一宮木曽川IC18:57・・・19:20自宅
 登り残していた大笠山に登るため、前夜発で桂湖に向かった。桂湖畔にはビジターセンター、オートキャンプ場、コテージなどが整備され、大変美しいところ。しかし、日曜日の夜には誰もいるはずもなく、登山口を確認してから、トイレのある駐車場の車の中でビールを飲んですぐに眠りについた。星空が美しく、明日の登山に胸を弾ませながら・・・。
 大笠山の登山道は桂湖の最奥にある吊り橋を渡ることから始まる。いきなり鉄ばしごの急登が連続し、さらに、ヤセ尾根が続いている。1キロを過ぎる頃から、またも急登となるが1.6キロの標識をすぎる頃から次第に緩やかになり、2.6キロ地点に達する。ちょうどこの時期、1400メートル前後が新緑で、タムシシバやカタクリがびっしりと咲いていた。ここから新緑前の坂を一登りすると1522メートルの前笈ヶ岳の山頂に出る。目立つ山頂ではないがベンチがあり一休みするのにもってこいだ。ここからはアップダウンの連続で、残雪で登山道がわかりにくい場所もあり、赤テープをつけて進んだ。1550メートルのピークを過ぎ、標高が下がるとまた新緑帯に出た。まさに、花街道で一気に咲き競っているようである。ちょうどこのときガスが切れ一気に青空が広がった。左手に雪のまだら模様が美しい笈ヶ岳、そして、正面には大笠山がどっしりと迫力満点で迫っていた。まさに感動の一瞬とはこのことをいうのであろうか。鞍部から笹の斜面を横切るように登り避難小屋に到達。ここから雪が多くなり、夏道沿いに急な雪の斜面を慎重にトラバス。アイゼンのほしい場所だが帰りは尾根づたいに急な切り開きの中を下った。ここをすぎれば所々に雪があるものの危険な場所はなく山頂に達することができる。小屋までの帰り道、赤テープの目印をしっかり付けておいたので危険なトラバースをせず、稜線づたいのヤセ尾根を忠実に登り、下りしてほしい。
 今回の山行は、花・花・花の花街道、ガスが切れてみた雪山の感動、そして、山頂からの展望が素晴らしく、4月からのもやもやを吹き飛ばすのにあまりある感動の登山となった。
 湖畔はきれいに整備され、施設が美しく配置されている         ダムサイトも大変きれいである
    吊り橋の後ろは絶壁の鉄ばしごになっている    ムラサキヤシオの後ろに突然山が見えてきた
    一気にガスがとれ、笈ヶ岳が姿を現した    真正面には大笠山がどっしりとそびえていた
    笈ヶ岳の肩には白山本峰も姿を見せていた            花・花・花・の花街道
   大笠山避難小屋は意外と小さく、やや傾いていた         大笠山山頂から見た笈ヶ岳
             大笠山山頂にて   猿ヶ馬場山の後ろに御嶽山が見える。左は籾糠山
         目線の高さに続く花街道  帰りにはすでに雲が多くなり、せっかくの絶景も残念