パノラマ台、竜ヶ岳 2007.1.7〜8

山  名   パノラマ台(1328m)、 竜ヶ岳(1485m)
参加者   栗木、坪井、狩野、村林、前川、桑原、角當、小林、長谷川、青、浅田、甲斐、今、文堂、渡辺、
      日本山岳会東海支部8名、合計23名
行 程    7日 岩倉7:00・・・小牧IC・・・甲府南IC・・・12:45精進湖登山口13:00・・・14:15パノラマ台15:00・・・
            15:45本栖湖登山口・・・16:00本栖湖展望台・・・16:30ペンション湖水祭
        8日 ペンション湖水祭4:40・・・6:50竜ヶ岳8:00・・・9:35ペンション湖水祭10:45・・・11:00朝霧高原温泉
            11:45・・・富士IC・・・小牧IC・・・16:00岩倉
 6日、台風並みに発達した低気圧が通過。7〜8日と山梨県地方は天候が回復する見込みの予報が出たので「ダイヤモンド富士」を見るために竜ヶ岳に出発。しかし、7日の午前中、中央高速沿線は大荒れの天候。猛吹雪の中を本栖湖畔へ向かった。雪雲とともに東へ移動する形となり、甲府盆地でも雪。精進湖でも雪。雪の降る中での登山準備。この時点では「山は逃げないから、また来年来ようね。」とささやく声も聞かれた。ところが、我々の心がけがよかったのか、登山を開始してすぐに天候が回復し始め、パノラマ台に着くころには快晴の天候に。そして、富士山の雲もどんどんとれて行くではないか。パノラマ台からは青空の中に優雅にそびえる富士山と青木ケ原樹海を見下ろす大パノラマに一同、大感激。
 8日は、朝4時40分、満天の星空の元、ダイヤモンド富士の期待に胸を膨らませながら湖畔の宿を出発。空が白み始める頃、わくわくする気持ちいっぱいで竜ヶ岳山頂に到着。雲ひとつない絶好の条件に恵まれ、感動の瞬間を迎えたことは言うまでもない。7日の天候があまりにもひどく、到着するまでにすっかりあきらめムードになっていたせいか、ダイヤモンド富士のあまりの神々しさのせいか、手を合わせて拝んでいるメンバー、感動で涙を流しているメンバーもいた。温かい陽射しが辺りを包む頃には、抱き合って喜ぶ者、感動を口々に伝える者、デジカメ写真で振り返る者、それぞれが、それぞれの感動を振り返り、余韻に浸っていた。
 今回の山行は、2日前に出発する予定の日本山岳会東海支部の山行が延期になり、宿泊施設の関係で合同で実施することになった。そのため、総勢23名の大所帯となり、宿泊先のペンションも貸しきり状態。合同のミニ新年会も大いに盛り上がった。竜ヶ岳からダイヤモンド富士が見られるのは正月過ぎの2週間ほど。休日に、しかも快晴のベストコンディションで見られることはよほどの運がないとかなわない。しかしながら、チャレンジに値する感動があることは間違いない。ぜひ、多くのみなさんに、このダイヤモンド富士の感動を味わっていただきたい。
     パノラマ台へ向かう登山道でハイ!ポーズ。         陽射しが心地よい休憩ポイント。
   30分前まで雪が降っていたとはとても思えない。
        パノラマ台から、精進湖方面。     パノラマ台から、西湖方面と青木ケ原樹海。
   綿をかぶったような富士山と青木ケ原樹海。             岩倉山岳会の面々。
        日本山岳会東海支部の皆さん。
      ポーズが決まっているのはyokoさん。
         全員勢ぞろいで、ハイポーズ!
        本栖湖展望台から見た富士山。
 昔懐かしい、5000円札の逆さ富士が見える場所です。
 竜ヶ岳山頂から、朝日の当たる南アルプス方面。雲がなければ、真っ赤なモルゲンロートに染まる、赤石・荒川岳が見られる。
 刻々と装いを変える富士山。日の出前の荘厳なひと時。  南アルプスに陽が差してから、富士の高嶺に太陽が顔を覗かせるまでに45分かかる。深々とした寒さが一番身に応える時間である。
       「ダイヤモンド富士」感動の瞬間。       静まり返り、誰一人しゃべる者はいない。
         感動の時が静かに流れる。 まさに、神の降臨に臨むがごとく神秘的な瞬間であった。
感動の後、にこやかな微笑に包まれ、満足げなメンバー。         本栖湖と奥秩父・茅ケ岳方面。
     中央の山のやや右下にパノラマ台がある。