白木峰 2009.7.12

山  名   白木峰 (1596m) 
参加者    栗木、甲斐、稲吉、湯浅、桐山、安藤、田宮、村林、M、大蔵
行 程    岩倉5:00・・・一宮木曽川IC5:23・・・ひるがのSA・・・7:10五箇山IC・・・9:00白木峰登山口9:20・・・
        ヘリポート・・・地蔵堂・・・10:13白木峰山頂10:15・・・10:45浮島の池10:50・・・11:18避難小屋11:40
        ・・・12:20登山口12:40・・・13:20大長谷温泉14:00・・・手作りとうふの店・・・15:20道の駅15:40
        ・・・五箇山IC15:45・・・ひるがのSA・・・16:43高鷲IC・・・美濃IC18:05・・・18:23一宮木曽川IC
        ・・・18:45岩倉
 一時より降水確率が若干高くなったのが残念だが、一週間前には雨を覚悟で出かけるつもりでいたことからすれば天候の回復に感謝。ホームページの情報からすると、12日の白木峰は最高の条件が整っているはず。どんな花たちが、どんな様子で出迎えてくれるだろうか。期待に胸を弾ませながら5時に集合して車2台、10名で岩倉を出発した。
 標高1200メートルの白木峰の登山口まで順調に走ることができ、4時間で到着。駐車場付近は予想通り車でいっぱい。駐車場でUターンしてヘアピンカーブの先まで戻って路肩に駐車。1台は運良く登山口前に駐車。風が強く雨がぱらつく天候で、おまけに寒いので雨具を着込んで出発。急登を30分ほどでお花畑の広がる山頂部に到着。満開のニッコウキスゲやギボシの群落に歓声が上がる。今年は例年にない大豊作。これほどのお花畑は想像していなかっただけに大感激。昨年は7月20日に来たが花は10分の1もなく、今年の状態は想像もできなかった。なんと素晴らしい花付きだろう。おまけにまだまだつぼみが多い。今年は海の日の連休でも十分楽しめることだろう。ヘリポートから地蔵堂方面にも足を伸ばし山頂に向かった。山頂の東斜面は、花、花、花で黄色のカーペット状態。緩やかに連なる木道と、点在する池塘のある風景はまさに天上の楽園である。浮島の池を往復。木道脇にはトキソウやサワランなど小さくて目立たない高山植物も数多く咲いていた。昨年の浮島の池にはニッコウキスゲが一本もなく寂しかったが、今年は名残のワタスゲとニッコウキスゲが競演してにぎやか。山頂直下から避難小屋に向かい、小屋で昼食。小屋周辺にもたくさんの花が咲いていた。昼食後、林道を下って駐車場に向かったが、金剛堂山方面から雨雲が接近していたので急ぎ足で下山した。国道と林道の分岐まで戻り、大長谷温泉に入浴。小さな温泉だが登山口にあり便利である。入浴後、村林さん持参のおいしいスイカをお腹いっぱいいただき、大満足。このころには青空が広がり、まぶしい太陽が照りつけていたため冷えたスイカが本当においしかった。もう一度登って青空の下でニッコウキスゲの写真が撮りたいという思いが強くこみ上げたが10名という大所帯と、帰りの渋滞が心配なため帰路についた。平村で手作りとうふの店により、上平村の道の駅で遅い昼食をすませ、五箇山ICまで戻って高速へ。高鷲で3キロの渋滞。美濃で10キロの事故渋滞。1台は高鷲から下道に下り、美濃まで走行。もう1台はそのまま高速を続けて走行。岩倉の駐車場に到着したのは偶然にも1分と違わなかった。今回の山行はニッコウキスゲがメインの、のんびり山行であったため、普段の山行ならば「歩き足りない」という言葉が飛び出すところであるが、近年まれに見る花の素晴らしさを堪能でき、大満足の山行であった。
  標高1200メートルにある白木峰登山口の駐車場        地蔵堂方面から見た白木峰山頂
へりポート手前の登山道ばかりでなく、今年は山頂の至る所でササユリをたくさん見ることができた。          地蔵堂斜面のニッコウキスゲ
          まずは山頂で記念撮影     休憩するのも惜しく、すぐにお花畑に向かう
  まだまだつぼみが多く、来週でも十分楽しめそう。         花の濃さに感激の山頂東斜面
          撮影ポイントが多く忙しい            避難小屋方面への道
       一面に咲くニッコウキスゲに大感激  ニッコウキスゲの群落が続く前白木峰方面への木道
         まさに黄色のカーペット状態   北アルプスが連なって見えるであろう遠景は真っ白
    しかし、今日は花の道がどこまでも続いている 白木峰が一番輝いて見える日に来ることができて大満足
足下に目をやれば目立たない花もいっぱい咲いている            キンコウカとサワラン
  昨年の7月20日には一本も咲いていなかったが、今年は浮島の池にもニッコウキスゲが咲いていた。 3年前の6月下旬に最盛期であったワタスゲが、今日は名残惜しそうに残っていた。
浮島の池は雨がぱらつくあいにくの天候であったが休憩している人が多かった。          時折降ってくる雨粒が残念
         モウセンゴケもひっそりと健在      浮島の池のさらに奥に続くニッコウキスゲ
        よく見ると結構たくさんあるサワラン       青空が池塘に映るとさぞきれいであろう
 リハビリ登山の山猫まーこさんも強者を従えて健在      冬には山スキーに復活することでしょう
     いつになく小屋への道も鮮やかに見える     避難小屋前にもごらんの通りの花・花・花