常念岳 2009.9.12〜13

山  名   常念岳 (2857m) 蝶ヶ岳 (2664m)
参加者    栗木
行 程    12日 岩倉21:55・・・小牧IC22:04・・・駒ヶ岳SA・・・0:20豊科IC・・・1:10三股登山口
        13日 三股登山口5:15・・・7:15尾根分岐7:20・・・8:48前常念岳9:05・・・10:00常念岳10:25・・・
             12:35蝶槍12:40・・・13:10蝶ヶ岳ヒュッテ13:30・・・15:55三股登山口16:15・・・
             16:35ほりでーゆ四季の郷(温泉・食事)17:50・・・豊科IC18:08・・・神坂PA・・・20:21小牧IC
             ・・・20:30岩倉
 21時55分に自宅を出発。出発時はまだ路面が濡れていたが、途中からすっかり乾き、夜間走行も楽になった。豊科ICを出た後、カーナビが一の沢を指していることに気づかず、途中まで行ってから引き返し、1時10分に三股の駐車場に到着。すっかり雨は上がっているものと思っていたが、まだ登山口では降ったりやんだりの天候であった。ビールを飲んだ後、目覚ましを4時30分にセットし、1時30分に就寝。睡眠時間が3時間しかないのがやや不安。
 4時30分に起きると、車の前をヘッドランプの明かりが横切っていく。前日が雨だったため、日帰りに変更して早出をする人が多いようだ。その後も数名がヘッドランプをともして出発していく。ヘッドランプなしで歩けるぎりぎりの5時15分に三股の駐車場を出発。
 登山届けを出す指導所で「常念・蝶の縦走ですか、頑張りますね。」と言われ、「無理ですか?」と聞くと、「この時間からだとぎりぎりですね。」と言う返事であった。これは頑張らねばと、登山口から息の上がらないぎりぎりのペースで飛ばし、尾根まで3時間50分のコースを2時間で登ったが、その後は睡眠不足で気力が無くなり一気にペースダウン。常念を10時までにスタートできなければ縦走をあきらめ、ピストンにしようと決め、ほぼコースタイムのマイペースで山頂を目指した。森林限界を抜けると安曇野方面を一望する素晴らしい展望が開け感動。快晴で太陽がやたらとまぶしいが風が爽やかで気持ちがいい。前常念の登りは急登で岩場の連続。前常念から山頂までも足場の悪い岩場。小屋からの道と合流すると北風が強く寒い。殆どの人が雨具を着用しているのも納得。一枚着込み10時ちょうどに常念岳の山頂に到着。
 縦走をあきらめ、のんびりしているとたくさんの人が縦走コースを下っているのが見える。まだ次々と下る人もいる。みんながみんな蝶の小屋に泊まるわけではあるまい。「日没ぎりぎりになってもいいから行ってみよう。」と心を決め、10時25分に縦走開始。下りになると体調は絶好調。5〜6組のツアーを次々と追い越し100人ほどをごぼう抜き。3時間20分のコースを2時間10分で歩き蝶槍に到着。時間的に余裕ができたのでゆったり気分で稜線漫歩を楽しみながら小屋に向かった。蝶ヶ岳の稜線は真っ赤に色づいたウラシマツツジや赤や黄色に染まった草紅葉が見事。残念ながら穂高はすっぽりと雲に覆われ一度も顔を見せなかった。13時過ぎに小屋に到着し、食事。13時30分に下山を開始し、15時55分に三股の駐車場に到着。コースタイム合計14時間10分を休憩も含めて10時間40分で歩くことができ、充実の山行となった。
 三股から豊科に向かう道路沿いにある「ほりでーゆ四季の郷」で入浴と食事。ホテルの温泉だが日帰り入浴専門の温泉と施設は同じで充実している。おまけに500円と安いのでお勧め。その後は高速に直行。岡谷ジャンクションを過ぎると電光表示が「中津川〜土岐 渋滞25キロ」と表示。思わずびっくり。しかし、その後の表示は次々と距離が短くなり、最終的には、瑞浪付近でハザードランプを1回つけただけでスムーズに流れており、20時30分に自宅に到着することができた。
     森林限界から見た安曇野方面の展望        森林限界から見た蝶槍(右)と蝶ヶ岳
          前常念岳の石室(避難小屋)       前常念岳には一等三角点がある
         大天井岳(左)と横通岳(右)        前常念岳方面から見た常念岳山頂
      冷たい風が吹き付けていた常念岳山頂
    なぜか後ろの穂高岳だけに雲がかかっていた
            常念岳山頂にて
      この日、一度だけ顔を見せた槍ヶ岳
    穂高岳は一日中雲に覆われたままであった
    ハイマツの間にある背の低いナナカマド
      真っ赤な実がとても印象的であった
         赤く色づいたウラシマツツジ       蝶槍の登りから振り返った常念岳
            安曇野方面の展望            大天井岳方面の展望
 蝶槍から蝶ヶ岳の三角点(右)と蝶ヶ岳の最高点を見る          蝶槍と常念岳を振り返る
          蝶ヶ岳の三角点と常念岳        何ともいえない美しさの草紅葉
        鮮やかな色に色づいた草紅葉     蝶ヶ岳最高点から振り返った蝶ヶ岳ヒュッテ